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自然は好い感じ

 

「釣り」の種類は多いですね。子供の頃に覚えて大人になって止めて
しまった人もいますが、年配になってもやっている人も居ます。

ハマる人はそれなりの魅力を知っているからです。
釣り場は、淡水の池や川、海の船釣りや防波堤や砂浜ですが、対象の
魚はいろいろです。

 

コイ・フナ・ハヤ・タナゴ・手長エビ・イワナ・ヤマメ

 

ハゼ・キス・メバル・アイナメ・カワハギ・スミイカ・ヤリイカ・

スルメイカ・タイ・メジナ・アジ・カサゴ・カレイ・ヒラメ・イサキ

メジナ・ソウダガツオ・イナダ・サヨリ・タコ・タナゴ・サバ

 

大体思いつくまま書くとこんなものですが、これは全部釣ったことの
ある魚の種類です。

 

この他に、マグロ・シイラ・タチウオ・アオリイカなど縁の無かった

魚も釣りの対象になります。

 

 

スミイカ

 

 

シャコ

スミイカは、2本の鋭い大きな返しのない針の上の竹の板に
シャコを
凧糸で縛り付け引っ掛けて釣ります。

 

 

ハゼ

ハゼ釣りの引き味は最高です。

 

いろいろな魚を釣ってみました。海ではハゼ釣りが手軽で面白く、あの
釣るときの手ごたえは今でも忘れられませんし、船で釣るスミイカは、
美味しそうなご馳走を釣り上げたような感じでした。

 

池では手長エビを、川では繊細な道具仕立てでオカメタナゴ・ヤリタナゴ
を楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、長い年月を経ていまだに継続して釣っている対象魚は、渓流の
イワナ・ヤマメです。絞り込んで選択して続けていることになります。

 

ひと気の無い源流の山紫水明の自然の中で集中できる釣りは、この釣りの
最大の魅力です。

 

いずれは、どんな釣りでも自分に合った釣魚を絞って、専門にやるように
なるのが必然なのかも知れません。

 

ここでは、折に触れて思い出すままに各種釣魚との出会いを掲載して行く
つもりです。

 

一般的に釣り人は、イワナよりもヤマメの方を好むようです。
速い動作の釣り味と、魚そのもののパーマークのある全体的な感じが
綺麗だからかも知れません。

 

 

さらに上流に棲息するイワナは、素朴な感じがします。そして獰猛な
反面、時によって滑稽な動きをすることもあります。

 

居付きの沢イワナは黄金色を帯びていて綺麗です。

 

ヤマメとイワナの釣り上げた魚の動きには、ヤマメは魚体を小刻みに
振動させる胴震い、イワナは頭と尾をクネクネと震わす全身震いの
違いがあります。

 

また、食べてはヤマメの方が美味しいと言われますが、イワナも料理
次第で別の味わいがあるようです。イワナは骨酒にして賞味しますが、
ヤマメの骨酒は聞いたことがないです。

 

イワナは、考えようによっては応用価値のある食材と言えそうです。
棲息している河川の環境でも食味は変わるみたいです。

 

オショロコマを塩焼きで食べたことがあります。食感は、イワナと
ヤマメの好いとこ取りという感じでした。

 

それから、渓流に行ったらば鼻を効かせると良いです。渓流の匂いを
集中的に嗅ぐ必要があります。イワナ独特の匂いがあります。なんと、
イワナが居るか居ないかが判る?

 

 

「渓流釣り」は、さまざまな目的で釣っています。

 

※釣れるかどうかも判らないが、とにかく、遡行を繰り返し
自然に
囲まれて釣り歩く。


※釣った魚をその場で放流して持ち帰らない。魚を釣る技術
を重視
して研究、釣技向上に邁進する。


※先行者にお構いなく、ただひたすら多量の釣果を目指し、
持ち帰っ
て食べることに執着する。

 
良くない言い方をすれば、一番上は「極楽蜻蛉タイプ」、二番目は
「ベテラン志向自己満足タイプ」、三番目は「欠食児童タイプ」。

 

どのタイプの釣り人に該当しますか?、、、、、最近は溪魚保護と
やらで
二番目のタイプが多くなってきました。

 

 

 

 


信州のある渓流

水量の少ないかなり上流の淵です。下流は右岸左岸から小沢が
流入し水量もありますが、ところどころ伏流になっています。

 

 

白泡を立てた流れが倒木の堰で淀みになっています。その瀬尻に竿先
をあおって静かに振り込みます。

 

道糸を張り目印を凝視しながら流れに沿って自然に流します。

 

水中のエサの位置は重要です。流速や水温によってイワナの動きも違う
ので、オモリの重さと竿の操作でエサの流れる速さと水深を調節します。

 

竿を僅かにゆるめて送り込めば、流心付近の水勢を避けて岸寄りの流れ
の奥にエサを誘導することもできます。

 

 

「ツン!ツン!」目印に変化! 下流に向かって流れていた目印が止まり
ます、糸フケです。イワナは流れと逆方向の上流の岩の下にエサを咥えて
逃げ込もうとします。

 

瞬間合わせます。元竿を一握りで竿先は充分上がります。穂先がしなって
「ググーッ!」と引き込みます。竿を立てます。

 

目印が横方向に大きく激しく変化する動きは大概の場合小さなイワナです。
イワナが大きいと糸フケの状態で穂先がいったん絞られたまま静止します。
それから僅かな間をおいて徐々に動き出します。

 

水面に点在する大小の岩には、ツンと伸びた緑の草、紫や薄茶の葉、小さ
な紅色の花が、清流の飛沫を浴びて朝日に輝いています。

 

カワガラスでしょうか、黒い影が下流から上流に飛んで行きました。岸の
岩陰に小さな茶色のリスが、出たり入ったりしています。薄いブラウンの
好い色です。

 

今日も一日、静寂な山の中で、楽しい釣りをしたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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